用語詳細

大化改新

項目 内容
用語ID 8
用語 大化改新
用語よみ たいかのかいしん
用語種別 主な出来事
西暦 645
解説 645(皇極4)年に中大兄皇子(後の天智天皇)・中臣鎌足(後の藤原鎌足)等が蘇我蝦夷・入鹿を滅ぼした乙巳の変(いっしのへん)を始まりとし、その後即位した孝徳天皇の詔で命じられた一連の政治改革。年号を大化と定め、飛鳥から難波への遷都も実施された。『日本書紀』が記す646(大化2)年の「改新の詔」には、豪族による人民・土地所有の廃止と天皇による新たな統一的支配制度の導入、地方行政組織の整備などが命じられたとある。このうち、後の郡につながる評(こおり)の設置などの地方行政改革は実施が確実視されているが、『日本書紀』編集時の文飾なども指摘されており、改革の実態解明にはさらなる検討を要する。なお『万葉集』巻2には、中大兄と鎌足の関係をうかがわせる一連の歌がある。