用語詳細

班田収授法

項目 内容
用語ID 9
用語 班田収授法
用語よみ はんでんしゅうじゅのほう
用語種別 主な出来事
解説 中国の均田制にならって日本で導入された土地制度。人民を戸籍に登録し、6歳以上の男女に口分田と称する一定面積の田を6年ごとの班年にあわせて支給(これを班田と呼ぶ)、死亡後に収公した。支給された田の面積に応じ、租を納める義務が課された。田地を一辺約109mの方形に区切った条里制と呼ばれる土地区画制度は、班田の便宜のために導入されたと考えられている。『万葉集』巻3-443は摂津国班田史生(班田を担当した摂津国司の書記官)への挽歌、巻20-4455は葛城王(後の橘諸兄)が山背国班田使であった時の歌。