万葉百科とは

万葉百科とは

『万葉集』全20巻の漢字本文、読み下し文、現代語訳などのテキストデータをはじめ、人物名や詠まれた動植物、地名など万葉の時代に関する情報をデータベース化した総合情報システムです。『万葉集』のテキストデータだけでなく、当館の美術品・古典籍・図書の所蔵情報や、全国の万葉歌碑の情報などもあわせて収録しています。
お好きな地名や思いついた言葉から検索できるキーワード検索、歌番号検索、巻1から順にご覧いただける巻番号検索、時代や部立(雑歌・相聞・挽歌)などを組み合わせた万葉集詳細検索などを備え、さまざまな情報を横断して簡単に検索することもできます。どなたでもご活用いただけるシステムを目指しています。
※本システムのデータは随時更新していきます。

更新履歴
2023年3月 インターネット公開開始

凡例

一、
万葉集のデータについては西本願寺本を底本とした。原則として中西進『万葉集 全訳注原文付』(一)~(四)(講談社文庫 1978年~1983年)および『万葉集事典』(講談社文庫 1985年)を基にし、以下のテキスト類も参照し改訂した。
・小島憲之・木下正俊・東野治之 新編日本古典文学全集『万葉集』 小学館 1994~1996年
・木下正俊 『万葉集 CD-ROM版』 塙書房 2001年

一、
漢字本文中の漢字は底本に従いつつ新字体に近い字形を主とし、読み下し文では意味を重視して統一をはかった。

一、
割注は漢字本文、読み下し文とも一行書きとして上下を〔 〕で囲んだ。

一、
読み下し文は新字体・旧かなづかいにより、現代語訳は新かなづかいを用いた。

一、
人名の見出し語は万葉集中の通称を原則とし、旧かなづかいの50音順に挙げたが、新かなづかいを併記したところがある。

一、
万葉集の歌データは奈良県立万葉文化館の井上さやか企画・研究係長と阪口由佳主任研究員が担当した。
万葉集の歌人データは奈良県立万葉文化館の竹内亮主任研究員が担当した。
所蔵美術品データは奈良県立万葉文化館の染田英美子主任学芸員と西田彩乃アドバイザーが担当した。
所蔵図書データは奈良県立万葉文化館万葉図書・情報室が担当した。
古典籍等データは奈良県立万葉文化館企画・研究係が担当した。

沿革

「万葉百科」の前身である「万葉百科システム」は、さまざまな角度から検索でき、『万葉集』に関する情報が広く得られる全国初の本格的な情報システムとして2001年より奈良県立万葉文化館万葉図書・情報室にて運用が開始されました。制作にあたっては中西進万葉文化館館長、坂本信幸奈良女子大学教授、西畑幸雄大阪樟蔭女子大学教授、上野誠奈良大学助教授の監修をうけました。(肩書きはすべて当時のもの)

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