歌詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番号 | 巻17-3926 |
| 漢字本文(題詞) | 大伴宿祢家持、應詔歌一首 |
| 漢字本文 | 大宮能宇知尒毛刀尒毛比賀流麻泥零流白雪見礼杼安可奴香聞 |
| 漢字本文(左注) | 藤原豊成朝臣 巨勢奈弖麻呂朝臣 大伴牛養宿祢 藤原仲麻呂朝臣 三原王 智奴王 船王 邑知王 小田王 林王 穂積朝臣老 小治田朝臣諸人 小野朝臣綱手 高橋朝臣國足 太朝臣徳太理 高丘連河内 秦忌寸朝元 楢原造東人 右件王卿等、應詔作歌、依次奏之。登時不記其歌漏失。 但秦忌寸朝元者、左大臣橘卿謔云、靡堪賦歌以麝贖之。因此黙已也。 |
| 読み下し文(題詞) | 大伴宿祢家持の、詔に応へたる歌一首 |
| 読み下し文 | 大宮の内にも外にも光るまで降れる白雪見れど飽かぬかも |
| 読み下し文(左注) | 藤原豊成朝臣、巨勢奈弖麻呂朝臣、 大伴牛養宿祢、藤原仲麻呂朝臣、 三原王、智奴王、 船王、邑知王、 小田王、林王、 穂積朝臣老、小田朝臣諸人、 小野朝臣綱手、高橋朝臣国足、 太朝臣徳太理、高丘連河内、 秦忌寸朝元、楢原造東人。 右の件の王卿等、詔に応へて歌を作り、次に依りて奏しき。登時その歌を記さずして漏失せり。 ただ秦忌寸朝元は、左大臣橘卿謔れて云はく「歌を賦するに堪へずは麝を以ちて贖へ」といへり。これに因りて黙已をりき。 |
| 訓み | おほみやのうちにもとにもひかるまでふれるしらゆきみれどあかぬかも |
| 現代語訳 | 大宮の内にも、外にも、輝くほどに降った白雪は見飽きないことよ。 |
| 現代語訳(左注) | 藤原豊成朝臣、巨勢奈弖麿朝臣、 大伴牛養宿禰、藤原仲麿朝臣、 三原王、智奴王、 船王、邑知王、 小田王、林王、 穂積朝臣老、小治田朝臣諸人、 小野朝臣綱手、高橋朝臣国足、 太朝臣徳太理、高丘連河内、 秦忌寸朝元、楢原造東人。 右のこれらの王や卿たちが詔に応じて歌を作り、順次奏上した。しかし、すぐに皆の歌を記さなかったので漏れてしまった。 但し、秦忌寸朝元は、左大臣の橘卿が戯れて言うには「歌が作れなかったら麝香で償ってもよい」といった。そこで奏上しようとしていた歌をやめて、口をつぐんだ。 |
| 歌人 | 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち |
| 歌人別名 | 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち |
| 歌体 | 短歌 |
| 時代区分 | 第3期 |
| 部立 | なし |
| 季節 | 春 |
| 補足 | 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持 |
| 詠み込まれた地名 | 大和平城京 / 奈良 |