歌詳細

山吹は撫でつつ生ほさむありつつも君来ましつつかざしたりけり

項目 内容
番号 20-4302
漢字本文(題詞) 三月十九日、家持之庄門槻樹下宴飲歌二首
漢字本文 夜麻夫伎波奈埿都〻於保佐牟安里都〻母伎美伎麻之都〻可射之多里家利
漢字本文(左注) 右一首、置始連長谷
読み下し文(題詞) 三月十九日に、家持の庄の門の槻の樹の下にして宴飲せる歌二首
読み下し文 山吹は撫でつつ生ほさむありつつも君来ましつつかざしたりけり
読み下し文(左注) 右の一首は、置始連長谷
訓み やまぶきはなでつつおほさむありつつもきみきましつつかざしたりけり
現代語訳 山吹はこれからも大切に育てましょう。今までもずっと、あなたがいらしては挿頭にしたことですから。
歌人 置始連長谷 / おきそめのむらじはつせ
歌人別名 長谷
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節
補足 置始長谷/おきそめのはつせ/置始長谷
詠み込まれた地名 大和 / 奈良