歌詳細

木の暗の繁き峰の上をほととぎす鳴きて越ゆなり今し来らしも

項目 内容
番号 20-4305
漢字本文(題詞) 詠霍公鳥歌一首
漢字本文 許乃久礼能之氣伎乎乃倍乎保等登藝須奈伎弖故由奈理伊麻之久良之母
漢字本文(左注) 右一首、四月、大伴宿祢家持作
読み下し文(題詞) 霍公鳥を詠める歌一首
読み下し文 木の暗の繁き峰の上をほととぎす鳴きて越ゆなり今し来らしも
読み下し文(左注) 右の一首は、四月、大伴宿祢家持の作
訓み このくれのしげきをのへをほととぎすなきてこゆなりいましくらしも
現代語訳 木の下蔭が暗い嶺の上を、ほととぎすが鳴きつつ越えているようだ。今こそやってくるらしい。
歌人 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち
歌人別名 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節
補足 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持
詠み込まれた地名 不明 / 不明