歌詳細

高円の秋野の上の朝霧に妻呼ぶ雄鹿出で立つらむか

項目 内容
番号 20-4319
漢字本文 多可麻刀能秋野乃宇倍能安佐疑里尒都麻欲夫乎之可伊泥多都良武可
読み下し文 高円の秋野の上の朝霧に妻呼ぶ雄鹿出で立つらむか
訓み たかまとのあきののうへのあさぎりにつまよぶをしかいでたつらむか
現代語訳 高円の秋の野を流れる朝霧の中に、妻を求めて鳴く雄鹿が、今出で立つだろうか。
歌人 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち
歌人別名 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節 なし
補足 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持
詠み込まれた地名 大和平城京 / 奈良
関連地名 【故地名】高円
【故地名読み】たかまと
【現在地名】奈良県奈良市
【故地説明】奈良市百毫寺町(町内に通称高円町がある)・鹿野園町など一帯の地。平城京東郊、春日の南に続く地域。表記「高松」のものは一説にタカマツと訓み、愛知県一宮市萩原町高松の地。
【地名】高円の秋野
【現在地名】高円山西麓一帯の野。