歌詳細

我が妻はいたく恋ひらし飲む水に影さへ見えてよに忘られず

項目 内容
番号 20-4322
漢字本文 和我都麻波伊多久古非良之乃牟美豆尒加其佐倍美曳弖余尒和須良礼受
漢字本文(左注) 右一首、主帳丁麁玉郡若倭部身麻呂
読み下し文 我が妻はいたく恋ひらし飲む水に影さへ見えてよに忘られず
読み下し文(左注) 右の一首は、主帳丁麁玉郡の若倭部身麻呂
訓み わがつまはいたくこひらしのむみづにかごさへみえてよにわすられず
現代語訳 わが妻はひどく恋に苦しんでいるらしい。私が飲む水に面影にまでなって現われ、とても忘れられない。
歌人 若倭部身麻呂 / わかやまとべのむまろ
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節
補足 若倭部身麻呂/わかやまとべのむまろ/若倭部身麻呂
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】麁玉の郡
【故地名読み】あらたまのこおり
【現在地名】静岡県浜北市
【故地説明】静岡県浜北市あたり天竜川沿いの一帯。遠江国の郡名。『和名抄』に「麁玉阿良多末今称有玉」とある。