歌詳細

遠江白羽の磯と贄の浦と合ひてしあらば言も通はむ

項目 内容
番号 20-4324
漢字本文 等倍多保美志留波乃伊宗等尒閇乃宇良等安比弖之阿良婆己等母加由波牟
漢字本文(左注) 右一首、同郡丈部川相
読み下し文 遠江白羽の磯と贄の浦と合ひてしあらば言も通はむ
読み下し文(左注) 右の一首は、同じ郡の丈部川相
訓み とへたほみしるはのいそとにへのうらとあひてしあらばこともかゆはむ
現代語訳 遠江の白羽の磯と、この贄の浦とが逢っているなら、故郷への便りもできように。
歌人 丈部川相 / はせつかべのかはひ
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節
補足 丈部川相/はせつかべのかはひ/丈部川相
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】白羽の磯
【故地名読み】しるはのいそ
【現在地名】静岡県
【故地説明】遠江国の中、所在未詳。白羽の浦は静岡県磐田郡・浜松市などにある。
【故地名】遠江
【故地名読み】とえたおみ
【現在地名】静岡県
【故地説明】トホタフミの訛りで遠江のこと。→遠江(とおつおおみ)
【故地名】贄の浦
【故地名読み】にえのうら
【現在地名】静岡県引佐郡三ヶ日町
【故地説明】所在未詳。静岡県浜松市三ヶ日町鵺代・尾奈などの地の猪鼻湖(浜名湖西北隅)の岸か。一説に三重県津市柳山津興(通称阿漕が浦)、神宮御贄の漁区で贄崎ともいわれる。
【地名】遠江:白羽の磯:贄の浦
【現在地名】国名。静岡県西部。:遠江国内の地名だが、同じ「白羽」の表記で、榛原郡御前崎町のシロハ、磐田郡竜洋町のシロワ、浜松市東部のシロワの三か所があり、そのいずれか決定は困難。:所在未詳。