歌詳細
項目 | 内容 |
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番号 | 巻20-4336 |
漢字本文 | 佐吉母利能保理江己藝豆流伊豆手夫祢可治登流間奈久戀波思氣家牟 |
漢字本文(左注) | 右、九日、大伴宿祢家持作之。 |
読み下し文 | 防人の堀江漕ぎ出る伊豆手船梶取る間なく恋は繁けむ |
読み下し文(左注) | 右は、九日に、大伴宿祢家持作れり。 |
訓み | さきもりのほりえこぎづるいづてぶねかぢとるまなくこひはしげけむ |
現代語訳 | 防人が堀江を漕ぎ出してゆく伊豆手舟、その楫をこぐのに暇がないように、いつも恋心ははげしいことだろう。 |
歌人 | 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち |
歌人別名 | 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち |
歌体 | 短歌 |
時代区分 | 第4期 |
部立 | なし |
季節 | 春 |
補足 | 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持 |
詠み込まれた地名 | 大和 / 奈良 |
関連地名 | 【故地名】伊豆 【故地名読み】いず 【現在地名】静岡県 【故地説明】国名。静岡県の伊豆半島の地。 【故地名】堀江 【故地名読み】ほりえ 【現在地名】大阪府大阪市 【故地説明】→難波堀江 【地名】堀江 【現在地名】「仁徳紀」十一年の条に、高津宮の北の野原を開削して難波江の水を大阪湾に入れるようにし、これを名付けて堀江という、とある。現在の天満川(大川)がそれといわれる。 |