歌詳細

久慈川は幸くあり待て潮船にま梶しじ貫き我は帰り来む

項目 内容
番号 巻20-4368
漢字本文 久自我波〻佐氣久阿利麻弖志富夫祢尒麻可知之自奴伎和波可敝里許牟
漢字本文(左注) 右一首、久慈郡丸子部佐壮
読み下し文 久慈川は幸くあり待て潮船にま梶しじ貫き我は帰り来む
読み下し文(左注) 右の一首は、久慈郡の丸子部佐壮
訓み くじがははさけくありまてしほぶねにまかぢしじぬきわはかへりこむ
現代語訳 久慈川は変わりなく待ち続けよ。潮路の船に一面の楫をつけて、私は急いで帰って来よう。
歌人 丸子部佐壮 / まろこべのすけを
歌体 短歌
時代区分 第４期
部立 なし
季節 なし
補足 丸子部佐壮/まろこべのすけを/丸子部佐壮
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】久慈の郡
【故地名読み】くじのこおり
【現在地名】茨城県
【故地説明】常陸国の郡名｡茨城県久慈郡､常陸太田市･日立市の一部にあたる｡
【故地名】久慈川
【故地名読み】くじがわ
【故地説明】福島県白河郡に発し､茨城県久慈郡･那珂郡を流れて海に注ぐ久慈川｡
【地名】久慈川
【現在地名】福島県東白川郡に発して南流し、茨城県の常陸太田市と那珂郡東海村との境を東流して太平洋に注ぐ。