歌詳細

家思ふと眠を寝ず居れば鶴が鳴く葦辺も見えず春の霞に

項目 内容
番号 20-4400
漢字本文 伊弊於毛布等伊乎祢受乎礼婆多頭我奈久安之弊毛美要受波流乃加須美尒
漢字本文(左注) 右、十九日、兵部少輔大伴宿祢家持作之。
読み下し文 家思ふと眠を寝ず居れば鶴が鳴く葦辺も見えず春の霞に
読み下し文(左注) 右は、十九日に、兵部少輔宿祢家持作れり。
訓み いへおもふといをねずをればたづがなくあしへもみえずはるのかすみに
現代語訳 故郷を思うとて寝られずに起きていると、鶴の鳴く蘆のあたりも見えない。春の霞の中で。
歌人 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち
歌人別名 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節
補足 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持
詠み込まれた地名 不明 / 不明