歌詳細

大君の命恐み青雲のとのびく山を越よて来ぬかむ

項目 内容
番号 20-4403
漢字本文 意保枳美能美己等可之古美阿乎久牟乃等能妣久夜麻乎古与弖伎怒加牟
漢字本文(左注) 右一首、小長谷部笠麻呂
二月廿二日、信濃國防人部領使、上道得病不来。進歌數十二首
但拙劣歌者不取載之
読み下し文 大君の命恐み青雲のとのびく山を越よて来ぬかむ
読み下し文(左注) 右の一首は、小長谷部笠麻呂。
二月二十二日に、信濃国の防人部領使、上道して病を得て来らず。進れる歌の数は十二首。
ただ拙劣き歌は取り載せず。
訓み おほきみのみことかしこみあをくむのとのびくやまをこよてきぬかむ
現代語訳 大君の命令が恐れ多いので、青雲のたなびく山を越えて来たことだ。
歌人 小長谷部笠麻呂 / をはつせべのかさまろ
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節 なし
補足 小長谷部笠麻呂/をはつせべのかさまろ/小長谷部笠麻呂
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】信濃の国
【故地名読み】しなののくに
【現在地名】長野県
【故地説明】国名。長野県。