歌詳細

家ろには葦火焚けども住み好けを筑紫に至りて恋しけ思はも

項目 内容
番号 20-4419
漢字本文 伊波呂尒波安之布多氣騰母須美与氣乎都久之尒伊多里弖古布志氣毛波母
漢字本文(左注) 右一首、橘樹郡上丁物部真根
読み下し文 家ろには葦火焚けども住み好けを筑紫に至りて恋しけ思はも
読み下し文(左注) 右の一首は、橘樹郡の上丁物部真根
訓み いはろにはあしふたけどもすみよけをつくしにいたりてこふしけもはも
現代語訳 家では葦火を焚いて煤(すす)けてはいるが住みよいものを、筑紫にやって来て恋しく思うだろうなあ。
歌人 物部真根 / もののべのまね
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節 なし
補足 物部真根/もののべのまね/物部真根
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】橘樹の郡
【故地名読み】たちばなのこおり
【現在地名】神奈川県
【故地説明】武蔵国橘樹郡のこと。多摩川南岸、神奈川県横浜市港北区から川崎市の北部にかけての地。
【故地名】筑紫
【故地名読み】つくし
【故地説明】九州地方(大宰府管下の西海道、九国二島)の総称。また筑前・筑後の総称としても用いた。
【地名】筑紫
【現在地名】福岡