歌詳細

色深く背なが衣は染めましをみ坂給らばまさやかに見む

項目 内容
番号 20-4424
漢字本文 伊呂夫可久世奈我許呂母波曽米麻之乎美佐可多婆良婆麻佐夜可尒美無
漢字本文(左注) 右一首、妻、物部刀自賣
二月廿日、武蔵國部領防人使掾正六位上安曇宿祢三國進歌數廿首。
但拙劣歌者不取載之
読み下し文 色深く背なが衣は染めましをみ坂給らばまさやかに見む
読み下し文(左注) 右の一首は、妻、物部刀自売。
二月二十日に、武蔵国の部領防人使掾正六位上安曇宿祢三国の進れる歌の数は二十首。
ただ拙劣き歌は取り載せず。
訓み いろぶかくせながころもはそめましをみさかたばらばまさやかにみむ
現代語訳 濃い色にあなたの衣は染めればよかった。足柄の御坂を越える時に、はっきりと見えるでしょうに。
歌人 物部刀自売 / もののべのとじめ
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節 なし
補足 物部刀自売/もののべのとじめ/物部刀自売(藤原部等母麻呂の妻)
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】武蔵の国
【故地名読み】むさしのくに
【故地説明】国名。東京都・埼玉県及び神奈川県の一部。