歌詳細

障へなへぬ命にあればかなし妹が手枕離れあやに悲しも

項目 内容
番号 20-4432
漢字本文 佐弁奈弁奴美許登尒阿礼婆可奈之伊毛我多麻久良波奈礼阿夜尒可奈之毛
漢字本文(左注) 右八首、昔年防人歌矣。
主典刑部少録正七位上磐余伊美吉諸君、抄寫贈兵部少輔大伴宿祢家持
読み下し文 障へなへぬ命にあればかなし妹が手枕離れあやに悲しも
読み下し文(左注) 右の八首は、昔年の防人の歌なり。
主典刑部少録正七位上盤余伊美吉諸君、抄写して兵部少輔大伴宿祢家持に贈れり。
訓み さへなへぬみことにあればかなしいもがたまくらはなれあやにかなしも
現代語訳 拒否できない命令なので、いとしい妻の手枕を離れて来て、何とも悲しいよ。
歌人 作者未詳 /
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節 なし
補足 不明//不明
詠み込まれた地名 不明 / 不明