歌詳細

足柄の八重山越えていましなば誰をか君と見つつ偲はむ

項目 内容
番号 20-4440
漢字本文(題詞) 上総國朝集使大掾大原真人今城、向京之時郡司妻女等餞之歌二首
漢字本文 安之我良乃夜敝也麻故要弖伊麻之奈波多礼乎可伎美等弥都〻志努波牟
読み下し文(題詞) 上総国の朝集使大掾大原真人今城の、京に向かひし時に郡司が妻女等の餞せる歌二首
読み下し文 足柄の八重山越えていましなば誰をか君と見つつ偲はむ
訓み あしがらのやへやまこえていましなばたれをかきみとみつつしのはむ
現代語訳 足柄の八重の山を越えていってしまわれたら、誰をあなたと見て、お慕いしましょう。
歌人 郡司妻女 / ぐんしがめ
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節 なし
補足 上総国郡司妻/かみつふさのくにぐんじがめ/上総国郡司妻
詠み込まれた地名 上総 / 千葉
関連地名 【故地名】足柄の八重山
【故地名読み】あしがらのやえやま
【故地説明】足柄上・下両郡と静岡県との境をなす箱根山群の総称。
【故地名】上総の国
【故地名読み】かみつふさのくに
【現在地名】千葉県
【故地説明】国名。千葉県の中部。カヅサともいう。
【地名】足柄
【現在地名】神奈川県南足柄市から静岡県駿東郡小山町竹之下に越える足柄峠。