歌詳細

群鳥の朝立ち去にし君が上はさやかに聞きつ思ひしごとく〔一に云ふ、「おもひしものを」〕

項目 内容
番号 20-4474
漢字本文 武良等里乃安佐太知伊尒之伎美我宇倍波左夜加尒伎吉都於毛比之其等久〔一云、於毛比之母乃乎〕
漢字本文(左注) 右一首、兵部少輔大伴宿祢家持、後日、追和出雲守山背王歌作之。
読み下し文 群鳥の朝立ち去にし君が上はさやかに聞きつ思ひしごとく〔一に云ふ、「おもひしものを」〕
読み下し文(左注) 右の一首は、兵部少輔大伴宿祢家持、後の日に、出雲守山背王の歌に追ひて和へて作れり。
訓み むらとりのあさだちいにしきみがうへはさやかにききつおもひしごとく〔いつにいふ、おもひしものを〕
現代語訳 群鳥の朝立ちのように都を立っていかれたあなたの様子は、晴れやかに聞きました。思っていたとおりに〔心配していましたのに〕。
現代語訳(左注) 右の一首は、兵部少輔大伴宿禰家持が、後日、出雲守山背王の歌に追和して作った。
歌人 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち
歌人別名 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節 なし
補足 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持
詠み込まれた地名 大和 / 奈良
関連地名 【故地名】出雲
【故地名読み】いずも
【現在地名】島根県
【故地説明】国名。島根県東部の地。