歌詳細

佐保川に凍り渡れる薄ら氷の薄き心を我が思はなくに

項目 内容
番号 20-4478
漢字本文(題詞) 大原櫻井真人、行佐保川邊之時作歌一首
漢字本文 佐保河波尒許保里和多礼流宇須良婢乃宇須伎許己呂乎和我於毛波奈尒
読み下し文(題詞) 大原桜井真人、佐保川の辺を行きし時に作れる歌一首
読み下し文 佐保川に凍り渡れる薄ら氷の薄き心を我が思はなくに
訓み さほがはにこほりわたれるうすらびのうすきこころをわがおもはなくに
現代語訳 佐保川に凍り広がっている薄い氷のような、薄っぺらな心で思っているのではないのに。
歌人 桜井王 / さくらゐのおほきみ
歌人別名 大原真人桜井, 大原桜井真人 / おほはらのまひとさくらゐ
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節 なし
補足 大原桜井/おほはらのさくらゐ/大原櫻井
詠み込まれた地名 大和平城京 / 奈良
関連地名 【故地名】佐保川
【故地名読み】さほがわ
【現在地名】奈良県奈良市
【故地説明】奈良市東方の春日山中より発し、北の山裾を迂回して、市街の北郊で吉城川をあわせ、佐保を西流し、法華寺の南で南流し、率川・能登川をあわせ、大和郡山を過ぎ、磯城郡川西町大字吐田で初瀬川に合して大和川を注ぐ川。
【地名】佐保川
【現在地名】奈良市春日山に発し若草山を北麓を回って佐保を西流し、法蓮寺の南で南流、大和郡山市を経て磯城郡川西町北吐田で初瀬川と合流、大和川に注ぐ