歌詳細

大君の継ぎて見すらし高円の野辺見るごとに音のみし泣かゆ

項目 内容
番号 20-4510
漢字本文 於保伎美乃都藝弖賣須良之多加麻刀能努敝美流其等尒祢能未之奈加由
漢字本文(左注) 右一首、大蔵大輔甘南備伊香真人
読み下し文 大君の継ぎて見すらし高円の野辺見るごとに音のみし泣かゆ
読み下し文(左注) 右の一首は、大蔵大輔甘南備伊香真人
訓み おほきみのつぎてめすらしたかまとののへみるごとにねのみしなかゆ
現代語訳 大君が今も御覧になりつづけているだろう高円の野辺を、見るたびに泣けてしまう。
歌人 甘南備真人伊香 / かむなびのまひといかご
歌人別名 甘南備伊香真人
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節
補足 甘南備伊香/かむなびのいかご/甘南備伊香
詠み込まれた地名 大和平城京 / 奈良
関連地名 【故地名】高円の野
【故地名読み】たかまとのの
【現在地名】奈良県奈良市
【故地説明】高円山西麓一帯の野。
【地名】高円の野辺
【現在地名】高円山。奈良市の東南にある山。