歌碑詳細

項目 内容
歌碑ID 2123
設置場所 富山県
揮毫者 左登下枝
設置年 昭和60
所在地 富山県小矢部市蓮沼 砺波山源平ライン萬葉公園
内容 秋の田の穂向き見がてり我が背子がふさ手折りけるをみなへしかも
ひぐらしの鳴きぬる時はをみなへし咲きたる野辺を行きつつ見べし
葦垣の外にも君が寄り立たし恋ひけれこそば夢に見えけれ
雄神川紅にほふ娘子らし葦付〔水松の類〕取ると瀬に立たすらし
卯の花の咲く月立ちぬほととぎす来鳴きとよめよ含みたりとも
一本のなでしこ植ゑしその心誰に見せむと思ひそめけむ
紅はうつろふものそ橡のなれにし衣になほ及かめやも
さ百合花ゆりも逢はむと下延ふる心しなくは今日も経めやも
あしひきの山の木末のほよ取りてかざしつらくは千年寿くとそ
春の苑紅にほふ桃の花下照る道に出で立つ少女
我が園の李の花か庭に降るはだれのいまだ残りたるかも