歌詳細

長門なる沖つ借島奥まへて我が思ふ君は千歳にもがも

項目 内容
番号 6-1024
漢字本文(題詞) 秋八月廿日、宴右大臣橘家歌四首
漢字本文 長門有奥津借嶋奥真経而吾念君者千歳尒母我毛
漢字本文(左注) 右一首、長門守巨曽倍對馬朝臣
読み下し文(題詞) 秋八月二十日に、右大臣橘の家に宴せる歌四首
読み下し文 長門なる沖つ借島奥まへて我が思ふ君は千歳にもがも
読み下し文(左注) 右の一首は、長門守巨曽倍対馬朝臣
訓み ながとなるおきつかりしまおくまへてわがおもふきみはちとせにもがも
現代語訳 長門にある沖合の借島が沖遠いように、心の奧ふかくお慕いするあなたは千歳も無事でいてほしいことだ。
歌人 巨曽倍朝臣津島 / こそべのあそみつしま
歌人別名 巨曽倍対馬朝臣
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 雑歌
季節
補足 巨曽倍津嶋/こそへのつしま/巨曽倍對馬【巨曽倍對馬朝臣】
詠み込まれた地名 平城京 / 奈良
関連地名 【故地名】借島
【故地名読み】かりしま
【現在地名】山口県
【故地説明】山口県内、所在未詳。(1)下関市蓋井島。(2)萩市鶴江台。(3)萩市田万川町江崎沖の加礼島。(4)萩市の沖の見島。
【故地名】長門
【故地名読み】ながと
【現在地名】山口県
【故地説明】国名。山口県の西部及び北部。
【地名】長門
【現在地名】国名。山口県の西部から北部にまたがる