歌詳細

わが里に大雪降れり大原の古りにし里に降らまくは後

項目 内容
番号 巻2-103
漢字本文(標目) 明日香清御原宮御宇天皇代〔天渟中原瀛真人天皇、謚曰天武天皇〕
漢字本文(題詞) 天皇賜藤原夫人御歌一首
漢字本文 吾里尒大雪落有大原乃古尒之郷尒落巻者後
読み下し文(標目) 明日香清御原宮御宇天皇代〔天渟中原瀛真人天皇、謚曰天武天皇〕
読み下し文(題詞) 天皇の藤原夫人に賜へる御歌一首
読み下し文 わが里に大雪降れり大原の古りにし里に降らまくは後
訓み わがさとにおおほゆきふれりおほはらのふりにしさとにふらまくはのち
現代語訳 わたしのいる里には大雪が降っている。大原の古びた里に降るのは、もっとあとだろう。
歌人 天武天皇 / てんむてんわう
歌人別名 明日香清御原宮御宇天皇, 明日香清御原宮天皇, 明日香宮御宇天皇, 天渟中原瀛真人天皇, 大皇弟, 浄御原宮御宇天皇, 天皇, 皇太子, 明日香漬御原宮御宇天皇, 明日香清御原宮天皇, 天渟中原瀛真人天皇 / あすかのきよみはらのみやにあめのしたしらしめししすめらみこと, あすかのきよみはらのみやのすめらみこと, あまのぬなはらおきのまひとのすめらみこと
歌体 短歌
時代区分 第２期
部立 相聞歌
季節 なし
補足 天武天皇/てんむてんわう/天武天皇【天皇】
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】明日香の清御原宮
【故地名読み】あすかのきよみはらのみや
【現在地名】奈良県高市郡明日香村
【故地説明】天武天皇･持統天皇(8年まで)の宮｡奈良県高市郡明日香村岡の国史跡「飛鳥宮跡」｡
【故地名】大原
【故地名読み】おおはら
【現在地名】奈良県高市郡明日香村
【故地説明】奈良県高市郡明日香村小原の地｡飛鳥坐神社東南の丘陵地｡藤原鎌足誕生地と伝える小祠､鎌足生母大伴夫人の墓､藤原寺址などがある｡
【地名】大原
【現在地名】奈良県高市郡明日香村小原