歌詳細

大君の行幸のまにま吾妹子が手枕まかず月そ経にける

項目 内容
番号 6-1032
漢字本文(題詞) 狭殘行宮大伴宿祢家持作歌二首
漢字本文 天皇之行幸之随吾妹子之手枕不巻月曽歴去家留
読み下し文(題詞) 狭残の行宮にして大伴宿祢家持の作れる歌二首
読み下し文 大君の行幸のまにま吾妹子が手枕まかず月そ経にける
訓み おほきみのみゆきのまにまわぎもこがたまくらまかずつきそへにける
現代語訳 天皇の行幸に従って、吾妹子の手を枕とすることもなく幾月かがたったことだ。
歌人 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち
歌人別名 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 雑歌
季節
補足 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持【大伴宿祢家持】
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】狭残の行宮
【故地名読み】ささのかりみや
【現在地名】三重県
【故地説明】伊勢国(三重県)の中、所在未詳。(1)多気郡明和町大淀(『神名帳』佐々夫江神社の地)。(2)松阪市松ヶ島町。(3)鈴鹿市土師町。