歌詳細

故郷は遠くもあらず一重山越ゆるがからに思ひそ我がせし

項目 内容
番号 6-1038
漢字本文(題詞) 高丘河内連歌二首
漢字本文 故郷者遠毛不有一重山越我可良尒念曽吾世思
読み下し文(題詞) 高丘河内連の歌二首
読み下し文 故郷は遠くもあらず一重山越ゆるがからに思ひそ我がせし
訓み ふるさとはとほくもあらずひとへやまこゆるがからにおもひそあがせし
現代語訳 故郷は遠いわけでもない。一重の山を越えるだけのことなので、物思いを私はして来たことだ。
歌人 高丘連河内 / たかをかのむらじかふち
歌人別名 高丘河内連
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 雑歌
季節 なし
補足 高丘河内連/たかをかのむらじかふち/高丘河内【高丘河内連】
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】一重山
【故地名読み】ひとえやま
【現在地名】奈良県奈良市
【故地説明】普通名詞。例歌は恭仁京と平城京との間を隔てている奈良山をさす。→奈良山