歌詳細

み吉野の玉松が枝は愛しきかも君が御言を持ちて通はく

項目 内容
番号 2-113
漢字本文(題詞) 従吉野折取蘿生松柯遣時、額田王奉入歌一首
漢字本文 三吉野乃玉松之枝者波思吉香聞君之御言乎持而加欲波久
読み下し文(題詞) 吉野より蘿生せる松の枝を折り取りて遣はしし時に、額田王の奉り入れたる歌一首
読み下し文 み吉野の玉松が枝は愛しきかも君が御言を持ちて通はく
訓み みよしののたままつがえははしきかもきみがみことをもちてかよはく
現代語訳 吉野の松の枝はいとしいことよ。あなたの御言葉をもって通って来る。
歌人 額田王 / ぬかたのおほきみ
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 相聞歌
季節 なし
補足 額田王/ぬかたのおほきみ/額田王
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】み吉野
【故地名読み】みよしの
【現在地名】奈良県吉野郡吉野町
【故地説明】→吉野
【故地名】吉野
【故地名読み】よしの
【現在地名】奈良県吉野郡吉野町
【故地説明】奈良県吉野郡吉野町を中心とした一帯の地。集中では主として吉野離宮のあった吉野川を中心とした流域一帯の山河をさす。歌中では「み吉野」ともいう。→み吉野
【地名】吉野
【現在地名】奈良県吉野郡