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万葉百科 奈良県立万葉文化館
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歌詳細
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梶の音そほのかにすなる海人娘子沖つ藻刈りに船出すらしも〔一に云ふ、夕されば梶の音すなり〕
項目
内容
番号
巻
7
-1152
漢字本文
梶之音曽髣髴為鳴海未通女奥藻苅尒舟出為等思母〔一云、暮去者梶之音為奈利〕
読み下し文
梶の音そほのかにすなる海人娘子沖つ藻刈りに船出すらしも〔一に云ふ、夕されば梶の音すなり〕
訓み
かぢのおとそほのかにすなるあまをとめおきつもかりにふなですらしも〔いつにいふ、ゆふさればかぢのおとすなり〕
現代語訳
楫の音がかすかにひびくようだ。海人おとめたちが沖の藻を取りに船出をするらしいよ〔夕方になると楫の音がするらしい〕。
歌人
作者未詳
/
歌体
短歌
時代区分
不明
部立
雑歌
季節
なし
補足
不明//
詠み込まれた地名
摂津 / 大阪