歌詳細

人言を繁み言痛み己が世にいまだ渡らぬ朝川渡る

項目 内容
番号 2-116
漢字本文(題詞) 但馬皇女在高市皇子宮時、竊接穂積皇子、事既形而御作歌一首
漢字本文 人事乎繁美許知痛美己世尒未渡朝川渡
読み下し文(題詞) 但馬皇女の高市皇子の宮に在しし時に、竊かに穂積皇子に接ひて、事既に形はれて作りませる御歌一首
読み下し文 人言を繁み言痛み己が世にいまだ渡らぬ朝川渡る
訓み ひとごとをしげみこちたみおのがよにいまだわたらぬあさかはわたる
現代語訳 他人の言葉がひどくうるさいので、生まれてからまだ渡ったことのない、夜明けの川を渡ることだ。
歌人 但馬皇女 / たぢまのひめみこ
歌人別名 但馬内親王 / たじまないしんのう
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 相聞歌
季節 なし
補足 但馬皇女/たぢまのひめみこ/但馬皇女
詠み込まれた地名 大和 / 奈良