歌詳細

紀伊の国の雑賀の浦に出で見れば海人の燈火波の間ゆ見ゆ

項目 内容
番号 7-1194
漢字本文 木國之狭日鹿乃浦尒出見者海人之燎火浪間従所見
読み下し文 紀伊の国の雑賀の浦に出で見れば海人の燈火波の間ゆ見ゆ
訓み きのくにのさひかのうらにいでみればあまのともしびなみのまゆみゆ
現代語訳 紀伊の国の雑賀の浦に出て見ると、漁師の燈火が波間ごしに見えることだ。
歌人 藤原卿 (1) / ふぢはらのまへつきみ
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 雑歌
季節 なし
補足 藤原房前/ふぢはらのふささき/藤原房前【藤原朝臣房前】
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】紀の国
【故地名読み】きのくに
【故地説明】国名。和歌山県と三重県の南、北牟婁の地。
【故地名】雑賀の浦
【故地名読み】さいがのうら
【現在地名】和歌山県和歌山市
【故地説明】雑賀野の西部、和歌山市西浜一帯の海岸。西南端に雑賀崎がある。
【地名】紀伊の国:雑賀の浦
【現在地名】和歌山県と三重県の南・北牟婁郡の地:和歌山市西浜の一帯をいう