歌詳細

朝づく日向ひの山に月立てり見ゆ遠妻を持ちたる人し見つつ偲はむ

項目 内容
番号 7-1294
漢字本文 朝月日向山月立所見遠妻持在人看乍偲
漢字本文(左注) 右廿三首、柿本朝臣人麻呂之歌集出。
読み下し文 朝づく日向ひの山に月立てり見ゆ遠妻を持ちたる人し見つつ偲はむ
読み下し文(左注) 右の二十三首は、柿本朝臣人麻呂の歌集に出づ。
訓み あさづくひむかひのやまにつきたてりみゆとほづまをもちたるひとしみつつしのはむ
現代語訳 朝日の、向こうの山に月の昇るのが見える。遠くに妻を持っている人は、見ながら妻をしのぶだろう。
歌人 柿本朝臣人麻呂之歌集 / かきのもとのあそみひとまろのかしふ
歌体 旋頭歌
時代区分 第2期
部立 雑歌
季節 なし
補足 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂【柿本朝臣人麻呂之歌集出】
詠み込まれた地名 不明 / 不明