歌詳細

青駒の足掻を早み雲居にそ妹があたりを過ぎて来にける〔一に云ふ、あたりは隠り来にける〕

項目 内容
番号 2-136
漢字本文(題詞) 反歌二首
漢字本文 青駒之足掻乎速雲居曽妹之當乎過而来計類〔一云、當者隠来計留〕
読み下し文(題詞) 反歌二首
読み下し文 青駒の足掻を早み雲居にそ妹があたりを過ぎて来にける〔一に云ふ、あたりは隠り来にける〕
訓み あをこまのあがきをはやみくもゐにそいもがあたりをすぎてきにける〔いつにいふ、あたりはかくりきにける〕
現代語訳 馬の歩みが早いので、雲のはるかに妻の家のあたりを後にして来たことだ〔あたりは隠れてしまうほどに来たことだ〕。
歌人 柿本朝臣人麻呂 / かきのもとのあそみひとまろ
歌人別名 人麻呂
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 相聞歌
季節 なし
補足 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂
詠み込まれた地名 不明 / 不明