歌詳細

石見の海打歌の山の木の間よりわが振る袖を妹見つらむか

項目 内容
番号 2-139
漢字本文(題詞) 反歌一首
漢字本文 石見之海打歌山乃木際従吾振袖乎妹将見香
漢字本文(左注) 右、歌躰雖同句〃相替。因此重載。
読み下し文(題詞) 反歌一首
読み下し文 石見の海打歌の山の木の間よりわが振る袖を妹見つらむか
読み下し文(左注) 右は、歌躰同じといへども句々相替れり。因りてここに重ねて載す。
訓み いはみのうみうつたのやまのこのまよりわがふるそでをいも見つらむか
現代語訳 石見の海の、打歌山の木々の間からわたしの振っている袖を、妻は見ただろうか。
歌人 柿本朝臣人麻呂 / かきのもとのあそみひとまろ
歌人別名 人麻呂
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 相聞歌
季節 なし
補足 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】石見の海
【故地名読み】いわみのうみ
【現在地名】島根県
【故地説明】浜田市・江津市あたり、とくに大崎鼻から江川河口付近にかけての海。
【故地名】打歌の山
【故地名読み】うつたのやま
【現在地名】島根県
【故地説明】石見国(島根県西部)の山、所在未詳。一説に打歌角(高角)の誤写。
【地名】石見の海:打歌の山
【現在地名】島根県の西部の海:島根県江津市の近くであろうが所在未詳