歌詳細

神奈備の磐瀬の社の呼子鳥いたくな鳴きそあが恋増さる

項目 内容
番号 8-1419
漢字本文(題詞) 鏡王女歌一首
漢字本文 神奈備乃伊波瀬乃社之喚子鳥痛莫鳴吾戀益
読み下し文(題詞) 鏡王女の歌一首
読み下し文 神奈備の磐瀬の社の呼子鳥いたくな鳴きそあが恋増さる
訓み かむなびのいはせのもりのよぶこどりいたくななきそあがこひまさる
現代語訳 神の天降る伊波瀬の森の呼子鳥よ、ひどく鳴くな。わたしの恋心がつのるから。
歌人 鏡王女 / かがみのおほきみ
歌体 短歌
時代区分 第1期
部立 春雑歌
季節
補足 鏡王女/かがみのおほきみ/鏡王女
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】磐瀬の杜
【故地名読み】いわせのもり
【現在地名】奈良県生駒郡
【故地説明】龍田地方、(奈良県生駒郡)にあった森、位置未詳。(1)斑鳩町龍田の西南、同町稲葉車瀬にある杜(俗称シホダの森)。(2)三郷町大字立野の大和川北岸の森。他に飛鳥説など。
【故地名】神名備
【故地名読み】かむなび
【現在地名】奈良県
【故地説明】飛鳥(神岳)、三輪(三輪山)、龍田(a生駒郡斑鳩町神南の三室山、b同郡三郷町大字立野字西浦の神南備神社のある山)の神名備がある。神座となる山や森をいう普通名詞でどこにでもありうるが、集中の神名備の大部分は飛鳥の神名備をいう。
【地名】磐瀬
【現在地名】所在未詳