歌詳細

難波辺に人の行ければ後れ居て春菜摘む児を見るが悲しさ

項目 内容
番号 8-1442
漢字本文(題詞) 大蔵少輔丹比屋主真人歌一首
漢字本文 難波邊尒人之行礼波後居而春菜採兒乎見之悲也
読み下し文(題詞) 大蔵少輔丹比屋主真人の歌一首
読み下し文 難波辺に人の行ければ後れ居て春菜摘む児を見るが悲しさ
訓み なにはへにひとのゆければおくれゐてわかなつむこをみるがかなしさ
現代語訳 難波あたりに人々がいってしまったので、後に残されて一人で若菜を採んでいる女がいとしいことよ。
歌人 丹比真人屋主 / たぢひのまひとやぬし
歌人別名 屋主真人, 丹比屋主真人, 屋主真人, 大夫 / やぬしのまひと
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 春雑歌
季節
補足 丹比屋真人/たぢやのまひと/丹比屋真人【丹比屋主真人】
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】難波
【故地名読み】なにわ
【現在地名】大阪府
【故地説明】大阪市およびその周辺の地域。上町台地に沿った海辺を中心に難波津が営まれ、当時海内無比の要津。仁徳・孝徳・聖武の皇居も営まれた。
【地名】難波
【現在地名】大阪市およびその周辺の地域