歌詳細

神奈備の磐瀬の社のほととぎす毛無の丘にいつか来鳴かむ

項目 内容
番号 8-1466
漢字本文(題詞) 志貴皇子御歌一首
漢字本文 神名火乃磐瀬乃社之霍公鳥毛無乃岳尒何時来将鳴
読み下し文(題詞) 志貴皇子の御歌一首
読み下し文 神奈備の磐瀬の社のほととぎす毛無の丘にいつか来鳴かむ
訓み かむなびのいはせのもりのほととぎすけなしのをかにいつかきなかむ
現代語訳 神なびの磐瀬の森に鳴く霍公鳥は、毛無の岳にいつ来て鳴くのか、早く来て鳴いてほしい。
歌人 志貴皇子 / しきのみこ
歌人別名 芝基皇子, 志紀皇子, 施基皇子, 志貴親王 / しきのみこ, しきしんのう
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 夏雑歌
季節
補足 志貴皇子/しきのみこ/志貴皇子
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】磐瀬の杜
【故地名読み】いわせのもり
【現在地名】奈良県生駒郡
【故地説明】龍田地方、(奈良県生駒郡)にあった森、位置未詳。(1)斑鳩町龍田の西南、同町稲葉車瀬にある杜(俗称シホダの森)。(2)三郷町大字立野の大和川北岸の森。他に飛鳥説など。
【故地名】神名備
【故地名読み】かむなび
【現在地名】奈良県
【故地説明】飛鳥(神岳)、三輪(三輪山)、龍田(a生駒郡斑鳩町神南の三室山、b同郡三郷町大字立野字西浦の神南備神社のある山)の神名備がある。神座となる山や森をいう普通名詞でどこにでもありうるが、集中の神名備の大部分は飛鳥の神名備をいう。
【故地名】毛無の丘
【故地名読み】けなしのおか
【現在地名】奈良県生駒郡三郷町
【故地説明】奈良県内、所在未詳。一説に生駒郡三郷町大字立野の東方の丘。
【地名】神名備:磐瀬の社:毛無の丘
【現在地名】奈良県生駒郡斑鳩町神南の三室山に擬せられているカムナビ:所在未詳:所在未詳