歌詳細

今朝の朝明雁が音聞きつ春日山もみちにけらしわが心痛し

項目 内容
番号 8-1513
漢字本文(題詞) 穂積皇子御歌二首
漢字本文 今朝之旦開鴈之鳴聞都春日山黄葉家良思吾情痛之
読み下し文(題詞) 穂積皇子の御歌二首
読み下し文 今朝の朝明雁が音聞きつ春日山もみちにけらしわが心痛し
訓み けさのあさけかりがねききつかすがやまもみちにけらしわがこころいたし
現代語訳 今朝の夜明けに雁の声を聞いた。もう春日山は黄葉したことだろう。思うと心が切ない。
歌人 穂積皇子 / ほづみのみこ
歌人別名 皇子, 穂積親王 / みこ, ほづみしんのう
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 秋雑歌
季節
補足 穂積皇子/ほづみのみこ/穂積皇子
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】春日山
【故地名読み】かすがやま
【現在地名】奈良県奈良市
【故地説明】奈良市街地東方の春日山・御蓋山・若草山など一帯の山彙の総称。南は高円山に連なり、主峰は花山(497メートル)。
【地名】春日山
【現在地名】奈良市東方の春日・御蓋・若草などの山地一帯の総称