歌詳細

草枕旅行く人も行き触ればにほひぬべくも咲ける萩かも

項目 内容
番号 8-1532
漢字本文(題詞) 笠朝臣金村伊香山作歌二首
漢字本文 草枕客行人毛往触者尒保比奴倍久毛開流芽子香聞
読み下し文(題詞) 笠朝臣金村の伊香山にして作れる歌二首
読み下し文 草枕旅行く人も行き触ればにほひぬべくも咲ける萩かも
訓み くさまくらたびゆくひともゆきふればにほひぬべくもさけるはぎかも
現代語訳 草を枕に旅行く人も、行きずりに触れただけできっと色づいてしまうほどに、咲いた萩よ。
歌人 笠朝臣金村 / かさのあそみかなむら
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 秋雑歌
季節
補足 笠金村/かさのかなむら/笠金村【笠朝臣金村】
詠み込まれた地名 近江 / 滋賀
関連地名 【故地名】伊香山
【故地名読み】いかごやま
【現在地名】滋賀県伊香郡木之本町
【故地説明】滋賀県伊香郡木之本町大音の伊香具神社付近の山。塩津山の東南、賎ヶ岳の南嶺、琵琵湖岸の山。