歌詳細

吉隠の猪養の山に伏す鹿の妻呼ぶ声を聞くがともしさ

項目 内容
番号 8-1561
漢字本文 吉名張乃猪養山尒伏鹿之嬬呼音乎聞之登門思佐
読み下し文 吉隠の猪養の山に伏す鹿の妻呼ぶ声を聞くがともしさ
訓み よなばりのゐかひのやまにふすしかのつまよぶこゑをきくがともしさ
現代語訳 吉隠の猪養の山にやどる鹿の、妻を呼ぶ声を聞くのは羨しいことよ。
歌人 大伴坂上郎女 / おほとものさかのうへのいらつめ
歌人別名 坂上郎女, 大伴郎女, 郎女, 大伴宿禰坂上郎女, 大伴氏坂上郎女, 佐保大納言卿之女, 母, 姑
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 秋雑歌
季節
補足 大伴坂上郎女/おほとものさかのうへのいらつめ/大伴坂上郎女
詠み込まれた地名 大和 / 奈良
関連地名 【故地名】吉隠の猪養の山
【故地名読み】よなばりのいかいのやま
【現在地名】奈良県桜井市
【故地説明】猪養の丘に同じ。
【故地名】猪養の山
【故地名読み】いかいのやま
【現在地名】奈良県桜井市
【故地説明】猪養の丘に同じ。(吉隠東北方高殿の山腹、志貴皇子妃の吉隠陵あたりか。一説に宇陀郡榛原町大字角柄(つのがわら)の国木山一帯。)
【地名】吉隠:猪養の山
【現在地名】奈良県桜井市吉隠。初瀬の東約2、5キロメートル。初瀬の峡谷の奥地に当たる:奈良県桜井市吉隠の東北方の山腹、志貴皇子の妃の吉隠陵の辺りか。