歌詳細

さ雄鹿の来立ち鳴く野の秋萩は露霜負ひて散りにしものを

項目 内容
番号 8-1580
漢字本文 棹牡鹿之来立鳴野之秋芽子者露霜負而落去之物乎
漢字本文(左注) 右二首、文忌寸馬養
天平十年戊寅秋八月廿日
読み下し文 さ雄鹿の来立ち鳴く野の秋萩は露霜負ひて散りにしものを
読み下し文(左注) 右の二首は、文忌寸馬養
天平十年戊寅の秋八月二十日
訓み さをしかのきたちなくののあきはぎはつゆしもおひてちりにしものを
現代語訳 男鹿がやって来ては鳴く野の秋萩は、すでに露霜をうけて散ってしまったものを。
歌人 文忌寸馬養 / あやのいみきうまかひ
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 秋雑歌
季節
補足 文馬養/ふみのうまかひ/文馬養【文忌寸馬養】
詠み込まれた地名 平城京 / 奈良