歌詳細

奈良山の峰のもみち葉取れば散るしぐれの雨し間なく降るらし

項目 内容
番号 8-1585
漢字本文 平山乃峯之黄葉取者落鍾礼能雨師無間零良志
漢字本文(左注) 右一首、内舎人縣犬養宿祢吉男
読み下し文 奈良山の峰のもみち葉取れば散るしぐれの雨し間なく降るらし
読み下し文(左注) 右の一首は、内舎人県犬養宿祢吉男
訓み ならやまのみねのもみちばとればちるしぐれのあめしまなくふるらし
現代語訳 奈良山の峯の黄葉は手にとるとすぐに散ってしまう。時雨の雨が、絶え間なく降るのだろう。
歌人 県犬養宿禰吉男 / あがたのいぬかひのすくねよしを
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 秋雑歌
季節
補足 県犬養吉男/あがたいぬかひのよしを/県犬養吉男【県犬養宿祢吉男】
詠み込まれた地名 平城京 / 奈良
関連地名 【故地名】奈良山
【故地名読み】ならやま
【現在地名】奈良県奈良市
【故地説明】平城京の北郊に連なる丘陵性の山(100メートル内外)で、奈良市北郊の奈良坂以西山陵町にいたる低山の総称。奈良山越えは佐紀より歌姫越えの道。
【地名】奈良山
【現在地名】奈良市一条大路の北方背後に連なる丘陵性の山地