歌詳細

こもりくの初瀬の山は色付きぬしぐれの雨は降りにけらしも

項目 内容
番号 8-1593
漢字本文 隠口乃始瀬山者色附奴鍾礼乃雨者零尒家良思母
漢字本文(左注) 右、天平十一年己卯秋九月作。
読み下し文 こもりくの初瀬の山は色付きぬしぐれの雨は降りにけらしも
読み下し文(左注) 右は、天平十一年己卯の秋九月に作れり。
訓み こもりくのはつせのやまはいろづきぬしぐれのあめはふりにけらしも
現代語訳 隠り国の初瀬の山は美しく黄葉した。もう秋もすぎようとして時雨の雨が降ったらしいよ。
歌人 大伴坂上郎女 / おほとものさかのうへのいらつめ
歌人別名 坂上郎女, 大伴郎女, 郎女, 大伴宿禰坂上郎女, 大伴氏坂上郎女, 佐保大納言卿之女, 母, 姑
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 秋雑歌
季節
補足 大伴坂上郎女/おほとものさかのうへのいらつめ/大伴坂上郎女
詠み込まれた地名 大和 / 奈良
関連地名 【故地名】泊瀬の山
【故地名読み】はつせのやま
【現在地名】奈良県桜井市
【故地説明】泊瀬地方の山の総称。初瀬の町の西北にある初瀬山(548メートル)のみならず初瀬川沿いの諸峰。
【地名】泊瀬の山
【現在地名】奈良県桜井市初瀬の地の山