歌詳細

さ雄鹿の胸別けにかも秋萩の散り過ぎにける盛りかも去ぬる

項目 内容
番号 8-1599
漢字本文 狭尾牡鹿乃胸別尒可毛秋芽子乃散過鶏類盛可毛行流
漢字本文(左注) 右、天平十五年癸未秋八月、見物色作
読み下し文 さ雄鹿の胸別けにかも秋萩の散り過ぎにける盛りかも去ぬる
読み下し文(左注) 右は、天平十五年癸未の秋八月に、物色を見て作れり。
訓み さをしかのむなわけにかもあきはぎのちりすぎにけるさかりかもいぬる
現代語訳 さ男鹿が胸で別けたからかなあ。秋萩は散り果ててしまったことよ。それとも花の盛りが過ぎたのだろうか。
歌人 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち
歌人別名 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 秋雑歌
季節
補足 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持【大伴宿祢家持】
詠み込まれた地名 不明 / 不明