歌詳細

大の浦のその長浜に寄する波ゆたけく君を思ふこのころ〔大の浦は遠江国の海浜の名なり〕

項目 内容
番号 8-1615
漢字本文(題詞) 天皇賜報和御歌一首
漢字本文 大乃浦之其長浜尒縁流浪寛公乎念比日〔大浦者遠江国之海浜名也〕
読み下し文(題詞) 天皇の報和へ賜へる御歌一首
読み下し文 大の浦のその長浜に寄する波ゆたけく君を思ふこのころ〔大の浦は遠江国の海浜の名なり〕
訓み おほのうらのそのながはまによするなみゆたけくきみをおもふこのころ〔大浦者遠江国之海浜名也〕
現代語訳 あなたの国の大の浦の長浜に寄せる波のように、頼もしくあなたを思うこの頃であるよ〔大の浦は遠江国の海岸の名である〕。
歌人 聖武天皇 / しやうむてんわう
歌人別名 天皇, 太上天皇, 寧楽宮即位天皇
歌体 旋頭歌
時代区分 第3期
部立 秋相聞
季節
補足 聖武天皇/しやうむてんわう/聖武天皇
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】大の浦(1)
【故地名読み】おおのうら
【現在地名】静岡県磐田郡福田町
【故地説明】静岡県磐田市の南、磐田郡福田町(旧於保村)にあった湖沼。
【故地名】遠江の国
【故地名読み】とおつおおみのくに
【現在地名】静岡県
【故地説明】国名。静岡県の西半部(大井川以西)。琵琶湖を「近つ淡海」というのに対し、浜名湖をいう。
【地名】大の浦
【現在地名】静岡県磐田市付近にかつてあった湖の名