歌詳細

我がやどの時じき藤のめづらしく今も見てしか妹が笑まひを

項目 内容
番号 8-1627
漢字本文(題詞) 大伴宿祢家持、攀非時藤花并芽子黄葉二物、贈坂上大嬢歌二首
漢字本文 吾屋前之非時藤之目頬布今毛見牡鹿妹之咲容乎
読み下し文(題詞) 大伴宿祢家持の、時じき藤の花と萩の黄葉との二つの物を攀ぢて、坂上大嬢に贈れる歌二首
読み下し文 我がやどの時じき藤のめづらしく今も見てしか妹が笑まひを
訓み わがやどのときじきふぢのめづらしくいまもみてしかいもがゑまひを
現代語訳 私の家の季節はずれの藤の花のように、愛すべきものとして、いつも見ていたいものです。あなたの笑顔を。
歌人 大伴宿禰家持 / おほとものすくねやかもち
歌人別名 少納言, 家持, 越中国守, 大伴家持, 守, 少納言, 大帳使, 家持, 主人 / せうなごん, やかもち
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 秋相聞
季節
補足 大伴家持/おほとものやかもち/大伴家持【大伴宿祢家持】
詠み込まれた地名 不明 / 不明