歌詳細
項目 | 内容 |
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番号 | 巻9-1671 |
漢字本文 | 湯羅乃前塩乾尒祁良志白神之礒浦箕乎敢而滂動 |
読み下し文 | 湯羅の崎潮干にけらし白神の磯の浦廻をあへて漕ぐなり |
訓み | ゆらのさきしほひにけらししらかみのいそのうらみをあへてこぐなり |
現代語訳 | 由良の崎は今潮が引いているらしい。白神のあの波の荒い磯の浦を、あえて漕いでいるよ。 |
歌人 | 作者未詳 / |
歌体 | 短歌 |
時代区分 | 第2期 |
部立 | 雑歌 |
季節 | 冬 |
補足 | 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/ |
詠み込まれた地名 | 紀伊 / 和歌山 |
関連地名 | 【故地名】白神の磯 【故地名読み】しらかみのいそ 【現在地名】和歌山県 【故地説明】紀伊国内、所在未詳。(1)和歌山県有田郡湯浅町栖原の白上裾の栖原海岸。(2)同日高郡由良町の白崎。 【故地名】由良の崎 【故地名読み】ゆらのさき 【現在地名】和歌山県日高郡由良町 【故地説明】由良町の由良港の奥深い湾入を北西側からいだく下山鼻・神谷崎などの突出部の総称。 【地名】湯羅の崎 【現在地名】和歌山県日高郡由良町の由良港の湾口北側の、下山鼻や神谷崎などの一帯をいう |