歌詳細
項目 | 内容 |
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番号 | 巻9-1677 |
漢字本文 | 山跡庭聞往歟大我野之竹葉苅敷廬為有跡者 |
読み下し文 | 大和には聞えゆかぬか大我野の竹葉刈り敷き廬りせりとは |
訓み | やまとにはきこえゆかぬかおほがののたかはかりしきいほりせりとは |
現代語訳 | 大和まで伝わってほしい。大我野の竹の葉を刈り敷いて、私がわびしく仮寝をしていると。 |
歌人 | 作者未詳 / |
歌体 | 短歌 |
時代区分 | 第2期 |
部立 | 雑歌 |
季節 | 冬 |
補足 | 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/ |
詠み込まれた地名 | 紀伊 / 和歌山 |
関連地名 | 【故地名】大我野 【故地名読み】おおがの 【現在地名】和歌山県橋本市 【故地説明】和歌山県橋本市の西部、東家・市脇など一帯の相賀台の地か。紀ノ川に沿う狭い平野。 【故地名】大和 【故地名読み】やまと 【故地説明】(倭・日本)大和朝廷の勢力のおよんだ範囲をあらわす語で、奈良県天理市大和(大和神社がある)あたりの地方名から起こり、大和中央平原部、奈良県全体、近畿一帯から日本全国の総名へと発展したという。集中の歌は大和中央平原部・大和国(奈良県全体)・日本国の総名など種々に用いている。 【地名】大和:大我野 【現在地名】所在未詳 |