歌詳細

衣手の名木の川辺を春雨に我立ち濡ると家思ふらむか

項目 内容
番号 9-1696
漢字本文(題詞) 名木河作歌三首
漢字本文 衣手乃名木之川邊乎春雨吾立沾等家念良武可
読み下し文(題詞) 名木川にして作れる歌三首
読み下し文 衣手の名木の川辺を春雨に我立ち濡ると家思ふらむか
訓み ころもでのなきのかはへをはるさめにわれたちぬるといへおもふらむか
現代語訳 衣手の名木川のほとりに、私が春雨に濡れていると家では思っているだろうか。
歌人 柿本朝臣人麻呂之歌集 / かきのもとのあそみひとまろのかしふ
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 雑歌
季節 なし
補足 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂【柿本朝臣人麻呂之歌集】
詠み込まれた地名 山城 / 京都
関連地名 【故地名】名木川
【故地名読み】なぎがわ
【現在地名】京都府
【故地説明】所在未詳。(1)宇治市小根尾の東方に発し、国鉄奈良線新田駅の南を西流する小流。(2)(1)の小流が合する古川(『仁徳紀』の「栗隈溝」)。(3)名木を流れた木津川。
【故地名】名木の川
【故地名読み】なぎのかわ
【現在地名】京都府
【故地説明】所在未詳。(1)宇治市小根尾の東方に発し、国鉄奈良線新田駅の南を西流する小流。(2)(1)の小流が合する古川(『仁徳紀』の「栗隈溝」)。(3)名木を流れた木津川。
【地名】名木の川辺
【現在地名】京都府宇治市小根尾の東方から出、JR奈良線新田駅の南を西流する小流。現在は、その南を流れる大谷川と、近鉄京都線大久保駅の北で合流し、更に古川と合して北流し、一口で宇治川に注いでいる。