歌詳細
項目 | 内容 |
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番号 | 巻9-1699 |
漢字本文(題詞) | 宇治河作歌二首 |
漢字本文 | 巨椋乃入江響奈理射目人乃伏見何田井尒鴈渡良之 |
読み下し文(題詞) | 宇治川にして作れる歌二首 |
読み下し文 | 巨椋の入江とよむなり射目人の伏見が田居に雁渡るらし |
訓み | おほくらのいりえとよむなりいめひとのふしみがたゐにかりわたるらし |
現代語訳 | 巨椋の池の入江に鳴き声がひびいているようだ。射目人が伏す伏見の田に雁が渡って来ているらしい。 |
歌人 | 柿本朝臣人麻呂之歌集 / かきのもとのあそみひとまろのかしふ |
歌体 | 短歌 |
時代区分 | 第2期 |
部立 | 雑歌 |
季節 | なし |
補足 | 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂【柿本朝臣人麻呂之歌集】 |
詠み込まれた地名 | 山城 / 京都 |
関連地名 | 【故地名】宇治川 【故地名読み】うじがわ 【現在地名】京都府 【故地説明】琵琶湖より発した瀬田川が京都府に入って宇治川となる(当時は巨椋の池に注ぎ末は淀川となる)。 【故地名】巨椋の入江 【故地名読み】おおくらのいりえ 【現在地名】京都府 【故地説明】京都府宇治市から久世郡にわたってあった巨椋の池の宇治川流入口。宇治市に小倉町の名が残る。 【故地名】伏見 【故地名読み】ふしみ 【現在地名】京都府京都市 【故地説明】京都市伏見区の地。巨椋の池の北辺にあたる。 【地名】巨椋の入江:伏見 【現在地名】巨椋池の入江。巨椋池は、京都市伏見区から、宇治市・同久世郡久御山町にかけて広がっていた湖名:京都市伏見区。巨椋池の北辺に当たる |