歌詳細
項目 | 内容 |
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番号 | 巻2-170 |
漢字本文(題詞) | 或本歌一首 |
漢字本文 | 嶋宮勾乃池之放鳥人目尒戀而池尒不潜 |
読み下し文(題詞) | 或る本の歌一首 |
読み下し文 | 島の宮勾の池の放ち鳥人目に恋ひて池に潜かず |
訓み | しまのみやまがりのいけのはなちどりひとめにこひていけにかづかず |
現代語訳 | 島の宮の勾の池に放たれた鳥は人の目を恋しがって池に潜ろうともしない。 |
歌人 | 柿本朝臣人麻呂 / かきのもとのあそみひとまろ |
歌人別名 | 人麻呂 |
歌体 | 短歌 |
時代区分 | 第2期 |
部立 | 挽歌 |
季節 | なし |
補足 | 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂 |
詠み込まれた地名 | 不明 / 不明 |
関連地名 | 【故地名】島の宮 【故地名読み】しまのみや 【現在地名】奈良県高市郡明日香村 【故地説明】島庄にあった天武天皇草壁皇子の宮。もと島大臣と称された蘇我馬子の林泉邸宅(シマは林泉・庭園の意)が離宮となり、皇子の宮となったもの。遺址は石舞台下方旧・高市小学校(現・夢市茶屋)付近一帯。 【故地名】勾の池 【故地名読み】まがりのいけ 【現在地名】奈良県高市郡明日香村 【故地説明】島の宮の庭園にあった池の名。奈良県高市郡明日香村島庄字池田はその名のなごりともいう。→島の宮 【地名】島の宮:勾の池 【現在地名】奈良県高市郡明日香村島庄にあった日並皇子の宮殿:「島の宮」の遺構庭園跡の中央部を流れる石組み水路の少し南に池があり、これに曲尺状に曲った溝が付いているのが検出された。これをいうか。 |