歌詳細

さ夜中と夜は更けぬらし雁が音の聞こゆる空に月渡る見ゆ

項目 内容
番号 9-1701
漢字本文(題詞) 獻弓削皇子歌三首
漢字本文 佐宵中等夜者深去良斯鴈音所聞空月渡見
読み下し文(題詞) 弓削皇子に献れる歌三首
読み下し文 さ夜中と夜は更けぬらし雁が音の聞こゆる空に月渡る見ゆ
訓み さよなかとよはふけぬらしかりがねのきこゆるそらにつきわたるみゆ
現代語訳 もはや真夜中と、夜もふけてしまったらしい。雁の鳴き声の聞える空に月の渡り傾くのが見える。
歌人 柿本朝臣人麻呂之歌集 / かきのもとのあそみひとまろのかしふ
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 雑歌
季節 なし
補足 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂【柿本朝臣人麻呂之歌集】
詠み込まれた地名 不明 / 不明